千葉工場ガスタービン発電機

　デンカは20日、千葉工場（千葉県市原市）に建設していた自家用高効率ガスタービン発電機が竣工した。工場全体のコスト競争力強化だけでなく、年間約 12,000トン以上の CO2削減に貢献する。

　デンカグループは ESG 経営に基づき、2030 年度に温室効果ガスを 50％削減（2013 年度比）、2050年度にはカーボンニュートラル実現を目標に掲げている。クリーンエネルギーの利用拡大はその1つ。所要資金は約 37 億円で経済産業省から補助金（エネルギー使用合理化等事業者支援事業）を受けた。

　同社は事業に必要な電力の5 割以上を自家用発電で賄っている。これまでにも青海工場へ高効率ガスタービン発電機を1カ所、水力発電所を 2 カ所に建設してきた。

　今後もさらにクリーンエネルギーの利用拡大を推進していく方針だ。長期的には CCUSの技術導入や、自家用火力発電で使用する燃料を、化石燃料の天然ガスからクリーンエネルギーの水素へ転換を図るなど、2050 年度のカーボンニュートラル実現に全力で取り組む。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1655698134.pdf

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