2022年06月29日
昭電、苛性ソーダおよび次亜塩素酸ソーダ値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は29日、苛性ソーダおよび次亜塩素酸ソーダの値上げを実施すると発表した。8月1日納入分から苛性ソーダは1㎏当たり30円以上(固形換算)、次亜塩素酸ソーダは同5円以上値上げする。

 苛性ソーダは、紙・パルプや石けんの製造、排水処理、石油化学など一般家庭のさまざまな分野で使われ、次亜塩素酸ソーダも、ライフラインである水道水の殺菌消毒や紙・パルプの漂白用途など、社会生活に必要不可欠な工業薬品となっている。

 だが事業収益は、急激な電力コストの高騰により大幅に悪化しており、輸送費等の上昇も受け大変厳しい状況が続いている。これまでも、製造原価の低減や物流の効率化等によるコストダウンに努めてきたが、今後も製品の安定供給を維持するためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1656471632.pdf