2022年06月30日
出光とソーラー社、太陽光発電量予測サービス開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産

 出光興産は30日、100%子会社のソーラーフロンティア(本社:東京都千代田区、渡辺宏社長)が、太陽光発電量予測サービス「フロンティア フォーキャスト」提供を7月1日から本格的に開始すると発表した。同サービスは出光興産独自のアルゴリズムを用いて開発した。

 同サービス「フロンティア フォーキャスト」は、太陽光発電所における発電量を予測し、自動でサービス利用者に報告するシステム。サービス開発には出光グループが保有する発電所のビックデータと、ソーラーフロンティアが40年以上にわたる太陽電池の研究・開発で培ってきた太陽電池モジュール特性に関する知見の蓄積を活かすことで予測精度の向上を実現した。
 
 発電データには気象条件の異なる地域の検証用サイトを使用し、複数の太陽電池モジュール種類の特性を学習しているため、過去予測実績等の学習データがない稼働初期の太陽光発電所でも高精度の予測が可能となる。
 
 また、出光独自のアルゴリズムを用い、太陽電池モジュールの諸特性に加えて、周囲環境および建物の影の影響を反映した工学モデルとなっている。