2022年07月11日 |
三洋化成、タイの帯電防止剤生産工場 稼働入り |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三洋化成 |
三洋化成工業は11日、タイの関係会社 サンヨーカセイ(タイランド)リミテッドのラヨーン工場(タイ・ラヨーン県)に建設中だったプラスチック用帯電防止剤「ペレスタット」「ペレクトロン」シリーズの生産設備が稼働を開始し、7月8日に開所式を行ったと発表した。 新プラントは年産1500トン能力、投資額は約34億円で、日本とタイを合わせた生産能力は4700トン/年となった。 プラスチックに添加して半永久的に帯電を防止する帯電防止剤「ペレスタット」「ペレクトロン」シリーズは、静電気によるホコリの付着やさまざまな障害(電子回路の破壊、電化製品の誤作動)、事故(火災、爆発)などの防止効果に優れ、幅広く用いられている。近年、電子機器・精密部品の包装・搬送材料用途に加えて、防爆用途などの分野にも用途が拡がっている。同社はこれらの需要拡大に対応しグローバルな生産体制を構築し、今後も引き続き安定供給に努めていく方針だ。 サンヨーカセイ(タイランド)リミテッドは、2001年の設立。本社をバンコク市に置き、ラヨーン県に工場を建設して2001 年 3 月に本格商業生産開始した。界面活性剤、製紙用化学品、塗料・インキ用樹脂、繊維用化学品などの製造販売を行っており、将来的に同社グループの主力生産拠点としていく予定だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1657517056.pdf |