2022年07月12日 |
ポリプラ、PPSのレーザー溶着に最適な手法開示 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックスは12日、高精度・短サイクル・ダメージレス DURAFIDE PPSレーザー溶着・アクチュエータセンサーなどの車載電装部品に最適とする記事を自社サイトに公開した。 昨今、特に車載のセンサーやアクチュエータ部品では、生産プロセスでのCO2削減・省スペース・時間短縮のメリットからレーザー溶着を用いた製造の採用が拡大している。 レーザー溶着はメリットの多い工法だが、自然色が茶褐色の一般的なPPS(ポリフェニレンサルファイド)ではレーザー透過率が低く、実際に工法として採用が難しかった。 白色を特徴とした同社製PPSのDURAFIDE 1130A1を用いることで、これまで使用が難しかった車載用電装部品にもレーザー溶着を使用できるようになる。同樹脂は高透過率、高靱性などの特性を有している。同社では「高精度・短サイクル・低騒音・低発塵を求められる製品に最適」としている。 <用語の解説> ■レーザー溶着とは :レーザー光のエネルギーによって二つの成形品を溶着する技術。「レーザーを通す材料」と「レーザーを吸収する材料」を組み合わせて行う。振動や超音波などの物理的ストレスがないほか、高い接合強度・密閉性が得られるため精密部品の溶着に適している。また、接着、熱板溶着や振動溶着等と比較して電力消費の少ない工法となる。 |