2022年07月22日 |
帝人、高耐久性と柔軟性のRFIDタグ 販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人フロンティアは、RFID タグのブースターアンテナにアラミド繊維を使った導電糸を使用し、耐久性と柔軟性をあわせ持った高強度RFIDタグ「RECO TAG (レコ タグ)」を開発、7月から販売を開始する。今後展開を加速し、2023年度に 32 百万円、2027年度に 300 百万円の売り上げを目指す。 ◆RFIDとは :Radio Frequency Identification の略。電波や電磁波を用いて、非接触でタグの情報を読み書きする自動認識技術。複数枚の管理が必要な衣料品などに運用する場合、1枚1枚読み書きするのではなく、一度に在庫・情報管理が可能となる。 ■「RECO TAG」の特長 (1)高い耐久性と柔軟性 :「RECO TAG」は、アラミド繊維を芯にして銅メッキを施した導電糸を束ねてフッ素樹脂コーティングしたアンテナ線を使用しているため、数十万回の屈曲が可能となるなど、高い強度と高弾性および、耐熱性を発揮する。高温洗浄・乾燥が必要な工業洗濯を行う製品にも使用できる。 (2)薄型・軽量性 :ラベルの基材にポリエステル繊維を使用することで、一般的なRFIDタグと比較して薄型・軽量性を可能とする。衣料製品に直接ミシン掛けが可能。 (3)検品作業効率のアップ :通常の繊維製品の検針機や、金属探知機を通過させる場合に反応しにくく、効率よく作業できる。 |