2022年07月26日 |
出光興産、東工大発アンモニアベンチャーへ出資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は、東京工業大学発のベンチャー企業で、アンモニア製造時に用いられる新規触媒の開発や低温・低圧でアンモニアを生産できる技術の実用化を目指す、つばめBHB(本社:東京都中央区、渡邊昌宏社長)に出資することにし、25日業務協定を締結した。 出光は、今回出資によって革新的なアンモニア合成技術を有するつばめBHBとの連携を強化し、カーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指す。 アンモニアは燃焼時にCO2を排出しないため、CO2排出量削減に寄与する次世代燃料として期待されている。水素を輸送・貯蔵するためのエネルギーキャリアとしても注目されている。だが、現在の製造方法(ハーバー・ボッシュ法)は高温・高圧下で水素と窒素を反応させるため、製造に多くのエネルギーが必要となり、製造時の環境負荷低減が課題の一つとなっている。 つばめBHBは、東工大の細野秀雄名誉教授らが発見・発明した非貴金属触媒を活用し、従来法より低温・低圧な条件下でアンモニアを製造する革新的な技術の商業化を目指すベンチャー企業。出光は同社との連携をさらに強め、クリーンエネルギーの普及とアンモニアサプライチェーン構築を前進させることにした。 |