2022年07月27日 |
トクヤマ、セメント価格修正 トン3300円以上 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは27日、セメント事業の収益改善を図るため、国内価格を値上げすると発表した。10月1日出荷分からセメント及びセメント系固化材の仕切り価格を1トンあたり3,300円以上引き上げる。 同社は石炭などの原料価格の急騰や設備老朽化に伴う大規模補修・維持更新費用、物流コストの上昇等による急速な採算悪化を受けて、昨年12月出荷分から1トン当たり2,200円以上の価格改定を打ち出し実施してきた。 だが、その後もロシア・ウクライナ情勢を背景に、石炭価格や海上運賃の上昇が続き、急速な円安進行もあって製造コストは大幅上昇し、かつてない厳しい収益状況となっている。 これまで合理化など徹底したコスト削減に務めてきたが、企業努力のみで吸収していくことは極めて困難であり、今後の事業継続のためにもさらなる価格修正が必要と判断した。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1658883608.pdf |