2022年07月28日 |
三菱ケミカル、EVOH「ソアノール」英国で能力増強 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三菱ケミカル、三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは28日、食品包装材などに使われるエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)「ソアノール」の需要増に対応するため、英国で 21,000 トン/年の能力増強を決めたと発表した。2025 年 7 月稼働開始の予定。 「ソアノール」は高いガスバリア性を有しており、食品包装材として、食品の風味や品質を長持ちさせ、食品廃棄物の削減に貢献できる。また、ソアノールと同社グループのリサイクル助剤「ソアレジン」を組み合わせて使用した多層フィルムは、リサイクル性の向上が認められている。環境配慮型製品のニーズの高まりを受け、ソアノールの需要は世界的に拡大しており、今後も堅調な伸びが見込まれている。 ■能力増強の概要 (1)立地 Mitsubishi Chemical UK Limited (Soarnol House, Saltend, Hull HU12 8DS, U.K.) (2)製造能力 39,000 トン/年 (現行能力 18,000 トン/年から 21,000 トン/年を増強) (3)着工時期 2023 年 4 月 (4)稼働時期 2025 年 7 月 ■「EVOH「ソアノール」の製造能力 ( )は25年7月(増強後)の能力 単位:トン ▽日本(三菱ケミカル 岡山事業所) 10,000 (10,000 ) ▽米国(Mitsubishi Chemical America Inc.) 41,000 (41,000) ▽英国(Mitsubishi Chemical UK Ltd.) 18,000 (39,000) ▽合計 69,000 (90,000) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1658974913.pdf |