2022年08月22日 |
7月のエチレン生産483千トン 稼働率90%台回復 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会が18日発表した7月のエチレン生産量は483,700トンで、前月比12.2%(52,600トン)、前年同月比0.0%だった。 稼働プラントの実質稼働率は90.1%で、前月の84.4%から5.7ポイント上昇した。前年同月の93.3%には及ばなかった。 定修プラントは、三菱ケミカル(鹿島)と大阪石油化学(大阪)の2社2プラントれ前年と変わらず。 誘導品生産量を前年同月と比較すると、一部製品(EO/EG)に大幅マイナスが見られるが、これは丸善石油化学の生産停止(年産能力:19万7000トン、経産省調べ)によると見られる。 汎用樹脂の出荷はPPは前年比微減、LDPE、HDPE、PSはほぼ前月並みに落ち着いた。前年比ではLDPE、HDPE、PP、PSいずれもマイナスだった。LDPEはフィルム分野向け出荷が減少したほか、HDPEは中空成形分野、フィルム分野を中心に減少が見られた。 輸出は中国のロックダウン解除後、工業生産は徐々に正常化への動きが見られるが、最終需要回復への足取りは重いままの推移となっている。 石化主要製品、7月の生産実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1661127794.pdf 4樹脂 生産・出荷・在庫実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1661127794.pdf MMA生産・出荷・在庫実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1661127794.pdf |