2022年08月26日
東北大など、大型顎骨欠損の再生に成功
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

 失われた骨を再生させる治療技術の開発が活発化しているが、東北大学歯学研究科の斎藤正寛教らの研究グループは25日、骨細胞と足場材を組み合わせることでマウスの大型顎骨欠損の再生に成功したと発表した。
 
 大型の骨欠損を治す治療法の開発ははじめて。再生した骨は通常の骨と同等の強度を持ち、歯科用インプラント治療にも応用できる可能性があることが示された。
 
 骨再生医療においてこれまで不可能であった領域で、顎骨を含む様々な骨欠損を伴う病気に対する再生医療への発展が期待できます。今後、骨再生を必要とする様々な病気の再生医療への応用が期待できる。
この研究成果は22年8月8日米国科学誌「PNAS Nexus」にオンライン速報版が掲載された。

ニュースリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220825_01web_mcob.pdf