2002年03月12日 |
PSとSMの定修が相次いでスタート |
いずれも需給が一気にタイトに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成、昭和電工、大日本インキ化学工業 |
ポリスチレン(PS)メーカーとスチレンモノマー(SM)メーカーによる春の定修が相次いでスタートした。 今年はPSもSMも定修を実施する企業が多く、しかも大半が3月から6月の間に集中するかたちとなる。一方、需要は全体に回復傾向にあり、このため、今年上期の需給はともに一気にタイト化する可能性が強まってきた。 PSで春の定修を実施するのは同樹脂業界トータル10工場のうちの6工場。3月から6月までの4ヵ月間に大日本インキ化学工業の四日市工場を皮切りにそれぞれ1ヵ月前後運休して定修を実施する。 一方のSMでは、合計11工場のうちの7工場が2月から6月末までの間に定修を実施する計画。すでに新日鉄化学・大分工場が昭和電工・大分工場の定修に合わせて2月下旬から運休して定修中であり、これに続いて3月上旬から4月上旬にかけては旭化成・水島工場など合計4工場が、そして5~6月には2工場がそれぞれ約1ヵ月にわたって定修のため運休する。 いずれも2月末在庫が少ないので、各社とも当面の荷繰りに苦労しそうだ。 |