2022年08月29日 |
UBE、タイのポリカ・ジオール設備 50%増強着手 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:UBE |
UBEは29日、アジア地域のポリウレタン原料ポリカーボネートジオール(PCD)の需要拡大に対応するため、タイ現地法人である UBE Fine Chemicals (Asia) 社で第3期増強に着手したと発表した。2023 年 8 月稼働予定で、生産能力は現在の年産 8,000 トンから同12,000 トンに拡大する。 PCDは同社の主力製品の一つで、主に高級ポリウレタンの主原料(ポリオール成分)として使用されており、自動車、家具、建材などのコーティングや合成皮革、接着剤などに採用が広がっている。また、PCDを使用したポリウレタンは、耐熱性・耐加水分解性・耐油性・耐候性等の機能が大幅向上する。肌触りの良さ等を備えた素材としての高級感も味わうことができる。 また、揮発性有機化合物(VOC)排出規制強化等への対応のため、溶剤を含まない環境対応型水性塗料(水系ポリウレタンディスパージョン=PUD)の原料としてのニーズも高まっている。近年は、特に中国を中心としたアジア圏での消費者の高級・高機能志向の高まりもありPUDへの切り替えが増えており、引き続きPCDの需要増が見込まれている。 ■UBE Fine Chemicals (Asia) Co., Ltd.の概要 (1)所在地 事務所 :タイ・バンコク、 製造工場:タイ・ラヨーン (2)事業内容 : ジオール製品の製造・販売 (3)設立 ; 2009 年 6 月 (4)資本金 : 722 百万バーツ( UBE 100%出資 ) (5)代表者 : Watchara Pattananijnirundorn( ワチャラ パタナニニランドン ) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1661745936.pdf |