2022年08月30日 |
東北大、高齢者の生活の質改善にアブラナ科野菜 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
加齢による認知機能の低下やネガティブ感情の増加は、高齢者の生活の質を低下させる要因となる。そのため、高齢者の認知機能やネガティブ感情を改善させる方法の実証が注目されている。 東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授らの研究グループとカゴメは30日、ブロッコリー等のアブラナ科野菜に多く含まれる健康成分のSGS(スルフォラファングルコシノレート)に注目し、健康な高齢者の認知機能や感情状態に及ぼす効果を、無作為比較対照試験を用いて検証した。 その結果、SGSを含むサプリメントを12週間毎日摂取した群は、SGSが一切含まれていないプラセボサプリメントを摂取した群(プラセボ群)よりも、認知機能(処理速度)が向上し、怒りや混乱や抑うつなどを含む全般的なネガティブ感情が低下することが明らかになった。 本研究の成果は7月29日にオンライン雑誌「Frontiers in Aging Neuroscience」誌に掲載された。 ニュースリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220830_03web_sgs.pd |