2022年08月31日 |
三井化学、シンガポールでバイオマス原料調達 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は31日、バイオマス化学品・プラスチックの原料となる廃食用油で東南アジア・中国地域最大級の集荷・販売会社、 Apeiron AgroCommodities Pte. Ltd.(本社:シンガポール)へ6月に出資したと発表した。拡大するバイオマス化学品・プラスチックの需要に対応するため、バイオマス原料の調達に関する情報を収集するのが狙い。 カーボンニュートラル社会の実現に向けて石油由来からバイオマス由来への原燃料転換を推進する動きが世界的に加速しているが、バイオマス原料は供給が限定的なため、今後は原料の確保が重要になる。 バイオマス原料にはさまざまな種類があるが、廃食用油はもっとも GHG削減貢献量が大きく、非可食のため食糧問題と競合することもない。 今回の出資は、三井化学にとってバイオマス化学品・プラスチックの原料となるバイオマスナフサの安定調達につながる。Apeiron Bioenergyにとっても安定した需要先が確保できる。カーボンニュートラル及びサーキュラーエコノミーが両立したビジネスモデルの構築となる。 ■Apeiron Bioenergy 概要 ▽社名 : Apeiron AgroCommodities Pte. Ltd. (アペイロン アグロコモディティ) ▽創業者 : Chris Chen、Richard Huang ▽設立 : 2007 年8 月(非上場) ▽所在地 : シンガポール ▽事業内容: 廃食用油を含む廃棄物の集荷・販売。 ニュースリリース 東南アジア・中国地域最大級の廃食用油メーカーApeiron Bioenergyに出資 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1661912584.pdf Mitsui Chemicals Invests in Apeiron Bioenergy, one of the Largest Used Cooking Oil Collectors ・・・ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1661912584.pdf |