2002年03月12日 |
SMの2月の内需、10ヵ月振りに前年同月超え |
輸出も着実に伸びて総出荷量は3%増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が12日に集計したところによると、スチレンモノマー(SM)の2月の総生産量は24万4,478トン、総出荷量は26万639トンとなった。月末在庫は8万2,220トンとなっている。月間平均稼働率は97%と高い。 これらの前年同月比は、生産が5%減、出荷が3%増、在庫が33%減となっている。春の大型定修を控えているにもかかわらず在庫が極めて低いレベルまで縮小している点が注目される。 出荷のうちの内需は16万9,493トンで、前年同月を2%上回っている。SMの単月の内需量が前年同月の実績を上回ったのは10ヵ月振りのこと。ABS用、不飽和ポリエステル樹脂用、合成ゴム用などの需要が活発であったことによる。一方の輸出は、中国向けを中心に引き続き着実な伸びを遂げて9万1,146トンとなった。前年同月を4%上回っている。 内需の内訳は次の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽GP・HI用 = 80,815トン(100%) ▽FS用 = 12,095トン( 84%) ▽AS用 = 5,758トン( 86%) ▽合成ゴム用 = 14,584トン(104%) ▽不飽和ポリエステル用= 6,064トン(107%) ▽ABS用 = 27,150トン(114%) ▽その他 = 23,027トン(111%) 合計 =169,493トン(102%) |