2022年09月15日 |
プライムポリマー、PP 年産20万トン着工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマー(本社:東京都港区、藤本健介社長)は15日、市原工場(千葉県市原市)で、ポリプロピレン(PP)年産20万トン設備の建設に着手したと発表した。14日に起工した。 ポリプロピレンは、食品容器や自動車、家電、医療、二次電池等、幅広い用途で使用されているが、昨今はフードロス削減や医療機会の増加、EV(電気自動車)の航続距離延長等、社会ニーズの変化に伴い、役割も高まっている。一方、気候変動や廃プラスチック問題、循環型経済への対応といった課題も有している。 このため新製造設備は、従来設備では困難だった高機能樹脂を生産できるようにする。これにより、自動車材用途等での軽量化、薄肉化ニーズへの高度な対応が可能となる。 同社は今後、既存製造設備の停止を含め、需給環境に見合った生産体制への再構築を実行し、約7万トン/年(13 年対比)の GHG を削減する。さらにバイオマス原料を使用した素材の提供等を通じて、サーキュラーエコノミーへの対応を強化していく方針だ。 ■新製造設備の概要 (1)製品 ポリプロピレン (2)生産能力 20 万 t/年 (3)立地 プライムポリマー市原工場(千葉県市原市) (4)製造技術 三井化学からのライセンス技術(HYPOL 法) (5)スケジュール 2021年8月着工、2024年 11月営業運転開始 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1663204676.pdf |