2022年09月16日 |
東北大、アルツハイマー病に超音波治療 効果確認 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東北大学 |
超高齢社会を迎えてアルツハイマー病患者が世界的に急増し、有効で安全な治療法の開発が待たれている。東北大学大学院 医学系研究科の下川宏明客員教授らの研究グループは16日、低出力パルス波超音波(LIPUS)が動物モデルで有効かつ安全であることを世界ではじめて確認したことを受け、早期アルツハイマー病の患者に対して探索的治験を実施したと発表した。 その結果、LIPUS治療の安全性が確認され、有効性が強く示唆される結果が得られた。 また、このアルツハイマー病に対するLIPUS治療機器は、9月5日付けで厚生労働省の「先駆的医療機器指定制度」の対象品目に指定された。今後、症例数を増やした最終的な検証的治験で確認する。 この治験結果は、9月15日に総合医学雑誌「Tohoku Journal of Experimental Medicine」にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20220916_03web_alzheimer.pdf |