2022年09月20日 |
積化成、植物由来発泡体 高難燃グレード開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
積水化成品工業は20日、植物由来原料を使用した高耐熱軽量発泡体「ST-Eleveat BIO」の高難燃グレードを開発したと発表した。エンジニアリングプラスチックおよびスーパーエンプラを主原料に、植物由来の原料を一部使用した高耐熱軽量発泡体で、自動車など高温環境下での使用に最適としている。 省エネやカーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みが加速する中、自動車や輸送関連分野では構造部材の軽量化が進展している。各国の環境規制強化の動きもあり、EV 需要は世界的に高まっている。 そこで今回、次世代モビリティ市場の要求に応える「ST-Eleveat BIO 高難燃グレード」を開発し、製品ラインアップの拡充を図った。 ■「ST-Eleveat BIO」の特徴 (1)植物由来 : バイオマス度15%(バイオマスマーク認証取得)の高耐熱軽量発泡体 (2)難 燃 性 : UL 94規格の難燃性試験で「V-0」に適合 (3)耐 熱 性 :180℃×168hrs条件下の寸法収縮率1%以下 (4)寸法精度 : 吸水率1%以下で寸法安定性が高い (5)軽 量 性 : 非発泡樹脂成形品と比べ、80~90%の軽量化が可能 (6)省 資 源 : ベース樹脂を5倍から10倍に発泡した、省資源の環境対応製品 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1663649611.pdf |