2022年09月20日 |
BASF、廃プラ由来の熱分解油調達でアーカスと契約 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:BASF |
ドイツ・BASFは20日、テクノロジー企業の ARCUS Greencycling Technologies GmbHと、混合プラスチック廃棄物由来熱分解油の生産および調達に関する契約を締結したと発表した。 両社は、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の観点から、メカニカルリサイクルされないプラスチック廃棄物を還元し、CO2 排出量を削減するために、バリューチェーンにおいてそれぞれのノウハウで貢献するとしている。 ARCUS は BASF に熱分解油を供給する。今後数年間でその供給量を拡大する予定だ。BASF は、この熱分解油を自社の生産工場で Ccycled 製品の原料として使用する。 フランクフルトに建設された ARCUS の実証プラントは、ドイツで初めての商業規模の設備であり、メカニカルリサイクルされない混合プラスチック廃棄物から熱分解油を生産している。 ARCUSのダニエル・オーデンタールCEOは「生産された熱分解油の買取保証により、より高い生産能力のプラントの建設が可能となり、BASF と共に物質の循環モデルに大きく貢献することができる」と述べた。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1663656140.pdf |