2022年09月29日
富士フと三洋化成、体外診断用医薬品で合弁会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三洋化成、富士フイルム和光純薬

 富士フイルムと三洋化成工業の両社は29日、6月に設立した富士フイルム三洋化成ヘルスケア(本社:三重県三重郡、岡田美広社長)が、10月3日から体外診断用医薬品の製造を開始すると発表した。

 合弁会社は今後、富士フイルム和光純薬(本社:大阪市中央区)が製造する自動化学発光酵素免疫分析装置の「Accuraseed(アキュラシード)」専用試薬を製造する。

 富士フイルムは、グループ会社のリソースを結集して、免疫分析システムの開発・製造・販売など体外診断事業の拡大を進めてきた。免疫分析装置の「Accuraseed」は、富士フイルム和光純薬が 2015年に発売。甲状腺疾患や感染症など 30 項目以上の測定が可能で、約 10分の迅速測定を実現。幅広い病院や診療所で評価を得ている。

 富士フイルム三洋化成ヘルスケアは今年6月、「Accuraseed」専用試薬の生産基盤を強化のために設立。資本金1億円で、富士フイルム51%、三洋化成49%。これまでの富士フイルム和光純薬と三洋化成両社分担による製造体制から、新会社へ集約していく方針だ。

【富士フイルム三洋化成ヘルスケア株式会社の概要】
(1)会社名 : 富士フイルム三洋化成ヘルスケア株式会社
(2)所在地 : 三重県三重郡菰野町大字大強原字狐塚 2613 番地の 2
(3)代表者 : 岡田 美広
(4)資本金 : 1 億円(出資比率 富士フイルム:51%、三洋化成:49%)
(5)設立日 : 2022 年 6 月 17 日
(6)社員数 : 約 30 名
(7)事業内容 : 体外診断用医薬品及び関連付属製品の製造

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1664418782.pdf