2022年09月30日 |
千代田、プルタミナと「CO2回収・貯留」共同検討 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:千代田化工建設 |
千代田化工建設は30日、インドネシアで実施する「化学品製造プラントから副生される CO2 の大規模輸送・貯留の実現可能性調査」事業(タンジュンエニム CCS 事業)について、同国の国営石油会社である PTPertamina(Persero)と共同検討業務を開始したと発表した。 プルタミナ社とは今年1月に、ネットゼロ実現に向けた脱炭素分野の協力に関する覚書を締結しており、今回の検討業務はその一環。また、同案件は日本とインドネシア間の関係強化に資する二国間協力として、経産省の補助金事業に採択されている。 今回ののタンジュンエニム CCS 事業は、インドネシア エネルギー鉱物資源省と、プルタミナ社との協議に基づき、同国で計画されている DME(ジメチルエーテル)製造プラントから排出される年間 100 万トン、20 年 間で計 2,000 万トンの CO2 削減量を想定し、経済性や費用対効果などを考慮しながら、CO2 の回収・輸送及び貯留設備の建設・運転に関する技術的課題に対応し、プルタミナ社と共同で実現可能性検討するもので、千代田化工は総合エンジニアリング企業として長年のプラント建設実施を生かしていく方針だ。 <用語の解説> ◆CCS :Carbon Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1664512804.pdf |