2022年10月05日
京大・野田教授「量子技術で次世代レーザー設計最適化」
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 京都大学工学部 工学研究科の野田進 教授(電子工学専攻)、井上卓也助教らの研究グループは4日、日本電気、国立研究開発法人情報通信研究機構、慶應義塾大学とともに、量子暗号技術と秘密分散技術を融合した量子セキュアクラウドシステムを適用した検証試験で、スマート製造分野での設計情報の最適化の処理・高秘匿伝送・分散保管に成功したと発表した。

 量子セキュアクラウドシステムとは、量子暗号技術と秘密分散技術を融合し、データの安全な流通/保管/利活用を可能とするクラウドシステムのこと。

 今回の検証試験で、量子計算技術を利用した次世代アクセラレータによって最適化された次世代レーザー(フォトニック結晶レーザー)の高度設計情報を、初めてインターネット回線を用いて離れた拠点間で安全に伝送できることを確認した。

ニュースリリース参照
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/research/topics/x6qh7n