2022年10月07日 |
塩野義・北大、下水中新型コロナウイルスを高感度検出 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:塩野義製薬 |
塩野義製薬は6日、北海道大学大学院 工学研究院の北島正章准教授および下水のモニタリングを手がける AdvanSentinel(アドバンセンチネル:大阪市中央区、古賀正敏社長)と共同で、下水中の新型コロナウイルス RNA の高感度検出技術(COPMAN法)を開発したと発表した。 下水疫学調査は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況を効率よく把握する手法として活用されており、塩野義製薬と北海道大学は2020年10 月から下水疫学調査の実用化に向け共同研究を実施してきた。 日本は欧米と比べて人口あたりの感染者数が少なく、下水中のウイルスの定量的な解析が困難。このため下水中のウイルスを高感度に検出できる手法として EPISENS-S 法を開発した 。 さらに、全国レベルでの実施に向けて大量検体の分析が可能な自動解析体制の構築にも取り組み 、新たに、自動化に適した高感度検出技術である COPMAN法の開発に成功した。 同研究成果は9月23日付で「 Science of the Total Environment」 誌にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2022/10/20221006.html |