2022年10月12日
「化学の日」10月23日に各種イベント・日化協など
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

 10月23日は「化学の日」だが、知っている人はまだ多いとはいえないようだ。この日を含む月曜日から日曜日までの一週間は「化学週間」となる。日化協など化学4団体は「化学の日」にちなんで、化学産業の有用性をもっと知ってもらい、化学になじんでもらおうと、多彩なイベントを計画している。

■「化学の日」の由来
 10月23日は、物質の基本単位である「1mol(モル)」に含まれる原子や分子の数が「6.02×10の23乗」であるというアボガドロ定数にちなんで、2013年にこの日を「化学の日」に定めた。制定したのは日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日化協の4団体で、「化学や化学産業の魅力、社会への貢献などをよく知ってもらいたい」という思いを込めた。

 「化学の日」や「化学週間」にあわせて、さまざまなイベントが計画されている。日化協が参画する「夢・化学-21委員会」では、毎年、この日にあわせて「子ども化学実験ショー」を開催してきた。近年は新型コロナウイルスの感染拡大のため中断している実験ショーに代わり、YouTubeに「子ども化学チャンネル」を開設し、化学実験動画の配信を行っている。
 
■協賛イベント
 「化学の日」「化学週間」には、小学生から一般市民まで幅広い人たちを対象にさまざまなイベントを開催する。「化学への招待」「わくわく実験教室」「サイエンスワールド」など、豊富なプログラム。開催場所も東北大学、香川大学、岡山大学、高知大学、千葉大学、山口大学と全国各地に広がっている。「化学産業の有用性や信頼性に対する理解を深めたい。化学企業、アカデミアとも連携しながらさまざまな情報を発信し、プレゼンスを高めていきたい」という開催の目的は達成されそうだ。

 
<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1665551459.pdf