2022年10月13日

三菱ケミカルG、高感度な睡眠センサを共同開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：三菱ケミカルグループ

三菱ケミカルグループ13日は、バイタル情報から睡眠の質を解析する技術を有するヘルスセンシング（本社：東京都八王子市）と共同で、高感度な圧電フィルムを基盤にした睡眠センサを開発したと発表した。 　三菱ケミカルグループ独自の製膜技術と材料技術による高感度圧電フィルムをセンサ材料の基盤に用いた。これにヘルスセンシング社の技術を組み合わせ、非接触かつ無拘束で BCG（心弾動）を検知し、さらに AI 解析によってPSG（終夜睡眠ポリグラフ）推定を行い、従来のベッドセンサではできなかった睡眠の質の検知と心身のバランスの解析を可能にした。 　近年、未病対策を含めた疾病予防や健康促進のニーズが高まっている。睡眠は心身の状態と密接に関わっており、睡眠の質の向上は体質改善や健康に直結している。高齢化社会の進展に伴い、被介護者の睡眠時における介護負担の軽減や、簡便な健康管理に睡眠センサが活用されている。 なお、同開発品は 10月19日からドイツで開催される欧州最大の化学品展示会「 K2022 」に展示する。 （参考）2022/10/05 国際プラスチック・ゴム産業展「K 2022」への出展について https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/news_release/01379.html ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1665626870.pdf