2022年10月14日 |
クラレ、「SAMPE Japan 先端材料技術展 」に出展 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは、10月19日から東京ビッグサイトで開催される「SAMPE Japan 先端材料技術展 2022」に独自技術で開発した4つの複合材料関連素材を出展(西1ホール)する。 <出展製品> ◆表面平滑性付与シート(開発品) CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のプリプレグの表層に積層し成形することで、CFRのボイドを低減し、表 面の平滑性を高めることができるフェノキシ樹脂製メルトブローン不織布シートです。フィルムシートと比較して、通気性が良いため、熱成形時に空気が抜けやすく成形性に優れる。 適用例はゴルフシャフトや釣り竿、自 転車フレームなど。 ◆熱膨張固定シート(開発品) 加熱による膨張性能を利用し、部材同士を短時間で固定できるシート。エポキシ樹脂での固定と比較し、有機溶剤を使用しないため VOC(揮発性有機化合物)の発生を低減できる。断熱性や通液・通気性を有する熱マネジメント部材としても機能する。 適用例:モータの磁石固定材、絶縁材など。 ◆振動減衰性を有するエラストマーメッシュ/不織布 CFRP と複合化することで、振動減衰性を付与できる熱可塑性エラストマー。音質の調整、振動の抑制、触 り心地の調節などの効果が期待できる。メッシュと不織布の2タイプを開発。 適用例:スキー・スノーボード板、テニスラケット、自転車などのスポーツ用品。 ◆新規耐熱コンポジット(開発品) 荷重たわみ温度が 300℃を超える複合材料。ポリカーボネート樹脂とフェノキシ樹脂の硬化反応を利用しており 300℃未満で成形することができるため、高温での成形が難しい装置でも成形が可能。適用例:自動車やドローンの部品など、耐熱性を要する構造部材 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1665714210.pdf |