2022年10月17日 |
東北大、右心不全に対する世界初・超音波治療開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
心不全には、左心不全と右心不全の2つのタイプがあり、これまで左心不全に対する有効な薬物療法は数多く開発されてきた。しかし、右心不全に有効な薬剤はまだ開発されておらず、この点でも世界的に大きな問題となっている。 東北大学大学院 医学系研究科 循環器内科学分野の下川 宏明客員教授らの研究グループは14日、低出力パルス波超音波(low-intensity pulsed ultrasound:LIPUS)が右心不全動物モデルにおいて有効かつ安全であることを示し、また、その詳細な作用機序を明らかにした。 同研究は、LIPUS治療が未だ有効な治療法のない右心不全に対して有効である可能性を示唆している。薬物を使用しない世界初の革新的な治療法となることが期待される。 同研究成果は米国心臓病学会誌「JACC: Basic to Translational Science」誌(10月12日付)にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20221014_01web_LIPUS.pdf |