2022年10月26日 |
千代田、シンガポール水素サプライチェーン設計へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:千代田化工建設 |
千代田化工建設は26日、Sembcorp Industries 社(本社:シンガポール)および三菱商事と3社で、千代田化工の水素貯蔵・輸送技術(SPERA 水素)を活用した、シンガポールでの水素サプライチェーン事業化に向けた詳細検討で覚書を締結したと発表した。 3社は昨年10月、シンガポール国内における商業規模でのクリーン水素サプライチェーン事業の調査及び実現に向けた戦略的提携で覚書を締結し、具体的な検討を進めてきた。今回、さらに技術的・商務的検討を進めることに合意した。 現在までの初期の検討を踏まえて、今後は Pre-FEEDを含むクリーン水素サプライチェーン事業の技術面・商務面のさらなる検討を行い、同事業の最終投資決定にむけ詳細検討を加速する。また、ジュロン島に位置する本事業は、Sembcorp社 のガス火力発電施設との相乗効果が期待されている。 本事業は、千代田独自の「SPERA 水素」技術を利用して、クリーン水素をオーストラリアや中東などの再生可能エネルギーの生産国からシンガポールに輸送するもので、2026 年に商業運転が開始された場合、年間約 6 万トンの生産量を誇るアジアで最大のクリーン水素供給事業になる。これは、約 100 万メガワット時の再生可能エネルギー生成に相当し、シンガポールの既存の再生可能エネ生産量の2倍の規模となる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1666753249.pdf |