2022年10月31日
東北大と三井不動産、次世代ロボット研究で提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東北大学

東北大学と三井不動産は28日、次世代社会に向けてロボットの共同研究を行うと発表した。IoTセンサーやAIといったテクノロジーの進化に伴い、ロボットの研究開発は加速度的に進展している。2050年には誰でも安心してロボットが使える社会になることが期待されている。

東北大と三井不動産はこうした社会を見据え、オフィスにおける人とロボットの共生の在り方を探る。ロボットがオフィスの事務職員とのコミュニケーションを通じて、個々の特性を把握し、能力を引き出すことで、職員が創造的に日常の仕事をこなすことができる未来社会の実現をめざす。

研究のファーストステップとして、ロボットはまず「心身の健康」に着目する。ロボットが本人も気付かないような、わずかな健康状態の変化をつかみ、さりげなく本人に伝える方法について研究する。オフィスワーカーが常に良好な健康状態を保つことで、より生産性高く働くことができるオフィス環境を実現する。

研究は東北大学大学院 工学研究科 ロボティクス専攻 平田泰久教授と、同大学大学 都市・建築学専攻 本江正茂准教授を中核に進める。平田教授は、わが国のムーンショット型研究開発事業「活力ある社会を創る適用自在AIロボット群」のプロジェクトマネージャー。

三井不動産はこれまで産学連携によるイノベーションを、街づくりやビジネスに活かしてきた。東京大学と早稲田大学に続いて今回、東北大学との共同研究を開始した。

ニュースリリース参照(詳細)
tohokuuniv-press20221028_01web_robot.pdf