2022年11月07日
ハネウェル、セ硝子とGWP発泡剤製造で提携
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:セントラル硝子

 米・ハネウェル(ニュージャージー州)は7日、セントラル硝子(東京都千代田区)との間で長期パートナーシップの拡大に合意したと発表した。その一環として、セントラル硝子は「ソルスティス LBA」(液状発泡剤)を製造し、独占的にハネウェルに供給する。

 「ソルスティス LBA 」は、不燃性かつ地球温暖化係数(GWP)の低い発泡剤で、世界中で幅広い断熱用途に使用されている。超低 GWP ソリューションに対する需要が増加するなか、ハネウェルは今回の合意によって供給能力を強化し、顧客ニーズに迅速に応えられる体制を構築した。

 世界各国では、米国 AIM 法(米国イノベーションおよび製造業法)などのモントリオール議定書キガリ改正の担保法によってハイドロフルオロカーボン(HFC、代替フロン)の段階的削減が定められており、これに伴いハイドロフルオロオレフィン(HFO)などの持続可能な代替品の需要が増加している。

 オゾン層破壊に影響せず、GWP が1 と非常に低いソルスティス LBA(HFO-1233zd(E))は、環境負荷の低減と同時に、コスト効率良く高い断熱性能を実現し、かつ安全に使用できる。ソルスティス LBAは、冷凍冷蔵機器、現場吹付フォーム、断熱パネルなどの幅広い用途や発泡システムに用いられている。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1667780922.pdf