2022年11月09日 |
東北大など「腎結石治療に新たな可能性」検証 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北医科薬科大学医学部の 阿南 剛助教(泌尿器科)をはじめ東北大学、四谷メディカルキューブなどの研究グループはこのほど、糖尿病治療薬として使用されているSGLT2阻害薬の腎結石形成抑制効果を明らかにしたと発表した。 日本人の大規模患者データベースを用いた疫学研究ならびに腎結石形成モデルを用いた動物実験、培養細胞実験から、SGLT2の阻害によって結石形成が抑制され、腎尿細管での炎症反応に関与していることを突き止めた。 同研究の成果は、根本的な治療薬のない尿路結石症の病態理解や治療法の開発に役立つと期待され、腎結石に対する有望な治療アプローチとなる可能性がある。 本研究成果は国際専門誌「 Pharmacological Research 」誌(11月6日付)に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20221107_02web_SGLT2.pdf |