2022年11月17日
エチレン・10月の生産47万トン 前年比▲15.2%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は17日、主要石化製品の10月の生産実績を発表した。エチレンの生産量は470,300トンで、前月比16.2%(65,700トン)、前年同月比では▲15.2%(▲84,300トン)のマイナスとなった。

 稼働プラントの実質稼働率は84.8%で、前月の83.1%から1.7ポイント上昇、前年同月の93.7%からは8.9ポイント%の低下となった。定修プラントは、出光興産(山口製油所)の1プラントだった。
22年1~10月のエチレン累計生産量は4,459.5千トン(前年同期比▲14.4%)となった。

 誘導品(17品目)の生産量を前年比で見ると、プラスとなったのはキシレン(1%増)の1品目ので、あとの16品目はマイナスだった。

 一方、出荷量は、国内消費マインドの弱さを反映し、LDPE、HDPE、PPの3樹脂の出荷量は多くの分野で前年比減少した。PPには射出成形分野に増産傾向が見られる。
 
石油化学製品18品目の生産実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1668667261.pdf

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1668667261.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1668667261.pdf