2022年11月22日
丸紅と損保ジャパン、太陽光パネル再生で合意
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

 丸紅は22日、損害保険ジャパン(東京都新宿区)およびSOMPOリスクマネジメント(住所同)との3社で、使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルを目的として基本合意書を締結したと発表した。

 丸紅が環境省の実証事業を通じて 2023年度から販売開始を予定している使用済太陽光パネルに対し、損保ジャパンが瑕疵保証責任保険を付保する仕組みを構築する。

 日本国内の太陽光発電所は、2021年9月末時点の累積導入量は約 64GW と増えている。政府も第 6 次エネルギー基本計画では、2030 年までに約 104~118GW の累積導入量を目指している。だが、太陽光パネルの寿命は約 25~30 年のため、2030 年代中頃から発生する使用済太陽光パネルの大量廃棄が社会問題となりそうだ。

 使用済太陽光パネルのリユース取引は、これまで品質の保証が課題となっていたが、プラットフォーム(PF)を通じた形での使用済太陽光パネルに対する瑕疵保証責任保険は国内初であり、リユース取引の活性化が見込まれる。
 また、損保ジャパンが保険金を支払うことで取得した使用済太陽光パネルを、SOMPOリスクマネジメントを通して情報管理PF と連携し、適正にリユース・リサイクルすることで、原材料の循環利用産業廃棄物の埋立処分量の削減につながると期待される。

ニュースリリース参照
https://www.marubeni.com/jp/news/2022/release/20221121J.pdf