2022年11月24日
三菱ケミのバイオエンプラ、資生堂の化粧品容器に
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ

 三菱ケミカルグループは24日、植物由来原料のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が、資生堂のグローバル ラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」のハイパフォーマンス クリーム「ラ・クレーム」の容器に採用されたと発表した。

 「DURABIO」は、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」をベースにしたバイオエンプラで、枯渇資源で
ある石油の消費量を削減できる。原料の植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献する。また、耐衝撃性、耐久性などの点で、一般的なエンプラよりも優れている。透明性が高く、透過する光の歪みが少ないなど光学特性にも優れ、高級感のある美しいデザインを表現できるなどの特長ももっている。

 「クレ・ド・ポー ボーテ」は、資生堂の“輝き”をコンセプトとするブランド品で、世界中の女性たちの輝く力を解き放とうと、同社はサステナブルな製品開発に取り組んできた。今回、同商品のブランドコンセプトと、「DURABIO」の有する特性が合致し、容器素材への採用となった。
 
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1669258601.pdf