2022年11月25日 |
三菱ケミカル、英国でのMMA関連製品 生産終了へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは24日、英国子会社の Mitsubishi Chemical UK Limited がキャッセル工場で行ってきた MMA関連製品の生産を終了すると発表した。労使間の協議を経て最終決定する。 同工場では2022年1月から定期修理によりMMA関連製品の生産を停止していたが、その後もウクライナ情勢を背景とする天然ガス価格の高騰や高いインフレ率等による欧州経済の減速、MMA モノマー市場の需要低迷により、停止を継続している。 今回、 MMA 事業をめぐる内外環境について検討した結果、競争が激化するグローバル市場の中で、同事業を継続しても経済的持続性を維持していくことは困難と判断した。 最終決定は、協議期間を経て2023年1月に行う予定。これによる業績への影響等は現在精査中。 同社グループは、MMA 事業の世界大手として世界各地域に3製法(ACH 法、C4法および新エチレン法)の生産拠点を有し、需給や原材料の動向にあわせたサプライチェーンの強化を図ってきた。今後も、欧州の顧客へは他拠点から安定供給していく方針だ。 ■キャッセル工場の概要 (1)所在地 Cassel Works, New Road, Billingham, Cleveland, TS23 1LE, UK (2)事業内容 MMA 関連製品の製造 (3)生産能力 年産 約 20 万 t(ACH 法) (4)操業開始 1930 年 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1669282913.pdf |