2022年12月13日 |
慶応大など「肝細胞がん発生リスク診断法」開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:慶応大学 |
慶應義塾大学 医学部病理学教室の金井弥栄教授(病因病理学)らの研究グループは12日、非アルコール性脂肪性肝炎( NASH=non-alcoholic steatohepatits )患者の経過観察中における、肝細胞がん発生リスク診断法を開発したと発表した。 この診断は、ゲノム中の DNA メチル化の状態を網羅的に調べる方法で見つけたバイオマーカーの DNA メチル化率を、独自に開発したアニオン交換高速液体クロマトグラフィー法( HPLC )により測定することで、将来肝がんになるリスクを予測する。 リスクが高いと判断された NASH 患者には、継続的に来院検査することで早期に肝がんを発見し、治療成績の向上につなげることが期待できる。発がんの予防や個別化予防医療にもつながる可能性がある。 同研究成果は、12月5日付の国際科学雑誌 「Clinical Epigenetics」(オンライン)に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/221212_pr.pdf |