2022年12月13日
AGC、CDP「気候変動」で最高評価「Aリスト」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは13日、気候変動などの環境問題に取り組む国際的な非営利団体CDPから、「気候変動」対応に関する調査で環境先進的な取り組みと積極的な情報開示が高く評価され、2022年の「Aリスト企業」に認定されたと発表した。

 CDPは、詳細かつ独立した手法で企業を評価し、情報開示の包括性、環境リスクに対する認識と管理、野心的で有意義な目標設定など環境リーダーシップに関連するベストプラクティスの実証に基づいて、AからD-のスコアを付与している。CDPの2022年気候変動質問書を通じて報告されたデータに基づき、AGCは、スコアリング対象となった10,000社以上のうち、「A」を達成した数少ない企業の1社となった。

 AGCグループは、サステナビリティ経営の推進を主要戦略の1つに定め、2050年カーボン・ネットゼロを目指している。そのマイルストーンとして、2021年にScope1およびScope2の2030年GHG排出量30%削減(2019年比)、GHG排出量売上高原単位50%削減という中間目標を宣言した。2022年には新たにScope3においても30%削減を目指すことを宣言し、併せて国際的な気候変動イニシアチブであるSBTiによるSBT認定に向け申請を行った。

この新たな目標の公表に加え、Scope3削減目標達成に向けたサプライヤーへの働きかけ強化など、実現したい価値の創出に向け積極的に課題に取り組む姿勢を明確にしたことや、気候変動にまつわるリスクとその対応についての説明を強化し、変化に対応できる企業であることを示したことなどが、最高評価に繋がったとしている。

(参考)
◆2022年のCDP Aリスト企業一覧。

AGC 、CDPから「気候変動」分野で最高評価「A リスト」に選定
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1670912130.pdf