2022年12月15日
三菱ケミ「BioPBS」、コーヒー包装材に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ

 三菱ケミカルグループは15日、植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」が、ドトールコーヒーの「初釜・オンラインショップ数量限定セット」の包装材に採用されたと発表した。

 採用されたのは、包材メーカーのナカバヤシなどと共同開発した高機能性のバリア包装材。「初釜」オンラインショップ数量限定セットは「ドトール オンラインショップ」で、22年12月 8日から予約受付を開始している。

 同包装材は、生分解性のある素材を使いながら酸素、水蒸気、香気の透過を防ぎ、コーヒー豆の美味しさを保つことができる。また、一般的なコーヒー豆向けの袋には脱気用のプラスチックバルブが使用されているが、この包装材はシール部分に脱気機構を一体形成しているため、プラスチックの使用量削減にも貢献できる。

 三菱ケミカルグループの「BioPBS」は、環境配慮特性とともに優れた低温ヒートシール性と柔軟性を有しており、食品などの包装材に採用が広がっている。同社グループは、引き続き「BioPBS」の市場拡大に注力していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1671077986.pdf