2022年12月16日
三菱ケミの生分解性エマルジョン、包装材に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ

三菱ケミカルグループは16日、同社グループの植物由来の生分解性樹脂「BioPBS」を使用した生分解性エマルジョンを、中京油脂(本社:愛知県あま市、伊藤英樹社長)と共同で開発したと発表した。

 今後は中京油脂の生分解性エマルジョン「RESEM bio」の包装材向けの新グレードとして展開する。また、レンゴーおよびレンゴーグループの日本マタイ(本社:東京都台東区、中西孝夫社長)が同エマルジョンを用いた包装材を生分解性包材ブランド「REBIOS」のラインアップとして販売の予定。

「BioPBS」は環境配慮特性とともに優れた低温ヒートシール性と柔軟性を有しており、食品などの包装材に採用が広がっている。またエマルジョンは油やプラスチックなどを水の中に均一に分散させた液体で、接着剤、コーティング剤として用いられている。中京油脂の技術で「BioPBS」を水の中に均一に分散させ、樹脂の優れた特性を活かした包装材向けの生分解性エマルジョンの開発となった。

ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1671170783.pdf