2022年12月20日

伊藤忠、車載電池を活用した脱炭素形態で協業

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：伊藤忠商事

伊藤忠商事は20日、ゼット・エフ・ジャパン（本社：横浜市中区、多田 直純社長、ZF Japan）と、脱炭素社会に向けた新たな形態のサービスについて、合弁会社設立を含む共同事業化検討に合意し、覚書を締結したと発表した。 　今後、両社は次の点を含む包括的なビジネスモデルについて検討する。 （1）車載リチウムイオン電池のライフサイクル・エコシステム確立 （2）電動小型商用車向けソリューションとエネルギーマネジメントソリューションを融合させた、総合的な脱炭素化サービスの開発・社会実装 　近年、物流業界では脱炭素化の観点からデリバリー車両の電動化ニーズが高まっている。一方、エネルギーマネジメント分野でも、再生可能エネルギーを有効活用するための蓄電システム（ESS）の開発や、車両非稼働時間帯における車載電池残量の一部をESSとして活用するアイデアが議論されている。これらの動向を踏まえて、電動小型商用車用シャシーに搭載するリチウムイオン電池のあり方について検討する。