2022年12月27日 |
昭電、インドの大手塗料会社に酢ビモノマー技術供与 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は26日、米国のエンジニアリング会社 KBR社との提携によって、インドの大手塗料会社であるAsian Paints社に対し、酢酸ビニルモノマー(VAM)の製造に関するライセンス供与を決定したと発表した。同時にVAM生産時に使用する触媒も供給する。 VAMは、無色透明の液体で、接着剤や合成樹脂などの原料として幅広く利用されている。昭電は40年以上にわたり大分コンビナートで製造してきた実績を有する。今回のライセンス供与では、これまでに蓄積してきた安定・安全操業のための運転技術やノウハウもパッケージして提供する。 また、今回のVAM生産に必要な触媒の供給も行う。これにより新規プラントのパフォーマンス向上に貢献する。 Asian Paints社はインドの大手塗料会社で、今回のライセンス取得により同国内に年間10万トンのVAM製造プラントを建設する予定だ。生産したVAMは酢酸ビニルエチレンエマルジョン(VAE)などの原料になる。 |