2023年01月13日 |
デンカ、クロロプレンゴム毒性見直しで米地裁へ提訴 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは13日、米国子会社のデンカ・パフォーマンス・エラストマー社(DPE)が、最新の科学的観点に基づくクロロプレンモノマーの発がんリスクに関する毒性評価見直し要請をアメリカ環境保護庁(EPA)が却下したことを受け、毒性評価の正当な見直しを求める訴訟を米国ルイジアナ州連邦地方裁判所へ提起したと発表した。 【訴訟提起の裁判所と提起日】 (1)裁判所 米国ルイジアナ州連邦地方裁判所 (2)提起日 2023 年1月11日(現地時間) <訴訟提起の概要> (1)原告 Denka Performance Elastomer LLC (デンカ・パフォーマンス・エラストマー) (2)被告 アメリカ環境保護庁(EPA) (3)訴訟内容 EPA が却下したクロロプレンモノマーの発がんリスクに関する毒性評価において、最新の科学に基づいた毒性評価の見直し要求 DPE は 2015 年11月1日に米国デュポン社よりクロロプレンゴム製造事業等を譲受(取得)して以来、一貫して排出基準を遵守してきた。また、工場周辺における定期的な大気中の物質濃度測定を実施しており、環境対応に関する情報を、行政当局を通じて地域住民など関係者に提供してきた。加えて、総額 3,500 万ドル以上の自発的な環境投資を行い、排出削減設備を導入したことにより 2014 年比で 85%のクロロプレンモノマーの排出量削減を達成しており、ルイジアナ州環境品質局(LDEQ)および EPA はその取り組み結果を承認している。DPE は引き続き、さらなる環境負荷低減に取り組んでいく方針だ。 アメリカ環境保護庁(EPA)によるDPE のクロロプレンモノマー毒性評価について https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1673591615.pdf |