2023年01月16日

積水化学、米国にEV向け放熱材料新工場

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：積水化学工業

積水化学工業は16日、連結子会社で放熱材料事業を展開する積水ポリマテック（本社：さいたま市、清水慎郎社長、以下「積水ポリマテック」）が米国に EV（電気自動車）等環境対応車向け放熱材料の生産拠点を新設すると発表した。2023 年1月に着工し、8月に完工、生産稼働開始の予定。 　米国では環境意識が高まるなか、ガソリン（ディーゼル）車から電気自動車へのシフトが一段と加速しており、2025年度のEV生産台数は 2022年度の約3倍の 360 万台にのぼると予測されている。これに伴い、自動車に搭載される放熱材料ニーズも急拡大している。 　 　積水ポリマテックの放熱材料生産拠点は、現在の日本・タイ・中国・欧州の 4拠点に、米国を加え、5拠点体制となる。 　また同社は、シート状とグリス状（半液状）の放熱材料製品を生産しているが、 LiB 向けでは、生産ラインの自動化に適したグリス状の製品にニーズが高いところから、今回の新工場ではグリス状の製品を主力商材として生産していく方針だ。 ■ 新生産拠点の概要 （1) 会社名： SEKISUI POLYMATECH AMERICA, LLC （2) 所在地： 246 Johnson Riley Rd, Calvert City, KY 42029 U.S.A. （3) 資本金： 4,500 千 米ドル（SEKISUI AMERICA CORPORATION 100％出資） （4) 建屋面積： 約 3,000 平方メートル（SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS AMERICA, LLC 敷地内） （5) 主な生産品目： グリス状放熱材料 （6) 稼働開始時期： 2023 年 8 月 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1673836483.pdf