2023年01月19日

帝人・富士通、自転車フレームの環境負荷実証へ

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：帝人

帝人と富士通の両社は19日、素繊維強化プラスチックを使った自転車フレームの資源循環に関する実証プロジェクトを開始したと発表した。自転車フレームを製造・販売する V Frames GmbH（ドイツ）と自転車メーカーのの E Bike Advanced Technologies GmbH（同）が参加する。 　 　実証プロジェクトは、昨年7月から構築中の「リサイクル素材の環境価値化プラットフォーム」を活用し、自転車フレーム材料の資源や環境負荷に関する証跡データを収集・管理する。またそのプロセスの実現性を評価し、可視化したデータの価値を検証する。さらに自転車市場における、証跡データの開示によるトレーサビリティの実現やカーボンマネジメントへの活用による価値の創出を目指す。 　帝人と富士通の両社は、リサイクルを環境価値化したビジネスモデルを実践することで、炭素繊維などの素材のリサイクル市場を発展させ、サーキュラーエコノミー実現に貢献する。実証期間は2023 年1月～2023年3月の予定。 ＜各社の役割＞ ・ 帝人　：各工程における環境評価の支援およびエコシステム構築に向けたステークホルダーとの連携。 ・ 富士通：ブロックチェーン利活用サービス「Fujitsu Track and Trust」によるプラットフォームの実装およびトレースデータの可視化ツールの開発。 ・ V Frames 社、Advanced Bikes 社：自社内の各工程における環境負荷情報のプラットフォームへのアップロード、データの収集プロセ　スやプラットフォーム上で可視化されたデータのレビュー。 ＜ニュースリリース参照＞ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1674107647.pdf