2023年02月07日 |
東北大、がんと肝臓機能の因果関係 追求 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学加齢医学研究所の河岡慎平准教授と、京都大学医学部乳腺外科の河口浩介助教の研究チームは7日、血清アミロイド α を完全に失わせたマウスを作製し、血清アミロイド α ががんによる肝臓の炎症に重要なのかどうかを検証した。その結果、血清アミロイド α がなくても肝臓の炎症が起こることがわかったと発表した。 この発見は、遺伝子発現レベルでの因果関係があるように見えても機能的な因果関係がない場合があることを 示す例といえる。 今回研究により、がんが引き起こす炎症と急性期応答の因果関係に関する理解が深まることが期待される。 本研究成果は2月3日にスイスの学術誌「 Frontiers in Immunology」に掲載された。 ニュースリリース https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2023-02/2302_kawaoka-00b55d8dd341f8db20891fb0b23d8d01.pdf |