2023年02月17日

横浜ゴム、インドのタイヤ生産能力450万本に拡大

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：横浜ゴム

横浜ゴムは17日、インド市場でタイヤ需要増大に対応するため、現地工場の生産能力を増強すると発表した。インド東部の Visakhapatnam（ヴィシャカパトナム）工場敷地内に8,200 万米ドルを投じ、新たに乗用車用タイヤの生産ラインを設ける。 これにより、現地のタイヤ生産販売会社であるYokohama India Pvt. Ltd.（ヨコハマ・インディア＝YIN）と合わせて、乗用車用タイヤの生産能力を現在の年産280 万本から 450 万本に引き上げる。生産開始予定は2024 年第4四半期となっている。 YIN は 2007 年の設立。これまでインド市場を軸に販売量を大きく伸ばしてきた。乗用車用タイヤはインドの道路条件にあわせた専用設計となっており、市場ニーズに応える商品性能と販売網の拡大によって成長を続けてきた。インド市場は横浜ゴムにとって最重要マーケットのひとつとなっている。 インドの自動車産業は成長が著しく、2022年の自動車販売台数は日本を抜いて世界第3位と多い。今後も国内経済の成長とともに伸長が続くと見られている。YIN の生産能力も創業時の年産70 万本をから2019 年に153 万本、2021年には196 万本まで増強してきた。今回さらに280 万本への拡張工事が完了し、1 月から本格生産中だ。 【ヨコハマ・インディアの概要】 ▽本社・工場所在地：インド ハリヤナ州バハドゥールガール工業団地 ▽設立：2007 年 4 月 ▽事業内容：補修用の乗用車用タイヤ、自動車メーカー向け新車装着用タイヤの生産・販売 ▽操業開始：2014 年 7 月 ▽生産能力：280 万本/年 ▽工場敷地面積：約 10 万 m2 【ヴィシャカパトナム工場の概要】 ▽会社名：ATC Tires AP Pvt. Ltd. (YOHT のグループ会社） ▽所在地：インド アンドラプラデシュ州ヴィシャカパトナム・アチュタプラム工業団地 ▽敷地面積：約 39 万 m2 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1676608045.pdf