2023年02月20日 |
JR東日本・三井化など、新幹線向け防音壁開発 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三井化学 |
東日本旅客鉄道(JR東日本)と鉄道関連用品・部材を手掛ける(株)ビーエステクノおよび三井化学の 3 社は20日、吸音性能に優れた全天候型防音材(NIDESーAL)の新製品を共同開発したと発表した。すでに上越新幹線や東北新幹線の速度向上に向けて導入を進めている。 新開発した防音材には吸水しにくい中綿を使用し、撥水性のある不織布で覆った(ハイブリットフルカバー構造)。これにより、耐水性能に優れ、湿潤な環境下でも高い性能を発揮する。リサイクル由来原料を約25%含有した、環境配慮型製品としても注目される。 防音壁については、従来の先端改良型防音壁( NIDES )を大幅に軽量化した、軽量型先端改良防音壁(NIDES-AL)となった。 今後も環境に配慮した技術開発を進め、ESG 経営の実践に取り組んでいく方針だ。 ■製品の導入状況 ▽上越新幹線速度向上に伴う環境対策(導入済み) ・全天候型吸音材 高崎~新潟間 4.7km ・NIDES-AL 高崎~上毛高原間 30.0m ▽東北新幹線速度向上に伴う環境対策 (導入予定) ・全天候型吸音材 盛岡~新青森間 1.3km ・NIDES-AL 盛岡~新青森間 2.1km ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1676871760.pdf |