2023年03月01日 |
東北大、5G移動通信システム対応の電磁材料開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院工学研究科と(株)トーキン(本社:宮城県白石市、片倉文博社長)は1日、5G(SHF帯)対応の新しい高性能電磁波吸収材料を開発したと発表した。従来品よりも、電磁波吸収能が1.5~2倍、伝送減衰率も2倍と高い特徴を有する。 IoTデバイスの増加や高速・大容量通信が可能な第5世代移動通信システム(5G)の普及により電磁波干渉(EMI:Electromagnetic Interference)が懸念されているが、同材料を用いることで、EMIを抜本的に解決できるデバイスの実現が可能となり、高度情報化社会、Society5.0への貢献が期待できる。 東北大学とトーキンは、今後、性能のさらなる向上を目指して研究を続け、同材料の社会実装に向けた取り組みを積極的に進めていく方針だ。 同研究成果の詳細は3月9日に日本金属学会春期講演大会(東京開催)で発表する。 ニュースリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv_press20230301_web01_5g.pdf |