2023年03月07日
住友ファーマ、台湾で膀胱治療剤を開発・販売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:住友ファーマ

 キョーリン製薬ホールディングスの子会社、杏林製薬(東京都千代田区、荻原茂社長)は7日、住友ファーマ(大阪市中央区、野村博社長)に対して、過活動膀胱治療剤「ビベグロン(一般名)」の開発、製造および販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。

 杏林製薬は、住友ファーマに対して台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナムでの同剤の独占的開発権、製造権及び販売権を供与する。
 
 杏林製薬は、住友ファーマから契約一時金と開発・販売に応じたマイルストンペイメント、売上高に対する一定率のロイヤリティを受け取る。

 同剤は、1日1回経口投与のアドレナリン受容体作動薬で、膀胱のB3受容体に選択的に作用し弛緩させることで蓄尿機能を高め、頻尿等の症状を改善する。